【質問】

神を信じればいいのであって、イエスを信じる必要があるのでしょうか?

聖楽宣教センターの回答です。

イエスを信じながらも創造主でおられる神を疑うのであれば、救いを受けることができない。また、創造主の神を信じることによってこの世のことがうまくいったり祝福を受けたりしたとしても、イエスを信じないのであれば、救いを受けることができない。イエスを信じるというのは罪からの自由、すなわち罪の贖いを信じるということである。もう一度言うと、神を信じることによって祝福を受け、イエスを信じることによって霊魂が救いを受ける。まず創造主でおられる神を信じて信仰の基盤を築き、そののちにイエスを信じて救いに至るようになる。
イエスは「あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。」(ヨハネ14:1)といわれた。このように信仰の秩序に従うのが永遠のいのちの信仰であり、新約の信仰である。イエスは「その永遠のいのちとは、彼らが唯一のまことの神であるあなたと、あなたの遣わされたイエス・キリストとを知ることです。」(ヨハネ17:3)といわれた。
イエスを信じたとしても、神を信じないのであれば、これはイエスを信じないということである。イエスは神の御子でおられるために、神を信じないというのはその御子でおられるイエスを信じないということである。また、神を信じる者はイエスを信じなければならない。これはイエスを信じるというのが神を信じるということであるためである。神を信じるというのは生と死、祝福と呪いを主管される方を信じるということであるし、イエスを信じるというのは霊魂を救う救い主を信じるということである。福音伝道は人々にイエスを信じさせ、恵みを受けさせ、それによってより根源的な信仰をもたせるものである。

(金箕東キムキドン 著 『伝道原理』「20. 階層伝道」より)