【質問】

イエスは「聖書は私について証ししている。」といわれましたが、旧約聖書にもイエスの話があるのでしょうか?

 

聖楽宣教センターの回答です。

神の御子である人の子がこの世に来て十字架で苦難を受けたのちに天に行かれたが、その方が自ら記録されたものはない。その方を見た者がその方について記録したのが新約聖書である。また、その方がこの世に来られる前に預言者や律法がその方について予め語って証ししたのが「旧約聖書」である。
このようにその方について予め証しした「旧約」と、その方を直接、見て聞いた者が証しした「新約」はイエス・キリストを中心として対をなしている。イエス・キリストについて旧約聖書はたとえをもって証ししているし、新約聖書は実状、すなわち真理によって証ししている。それゆえ、旧約聖書、イエス・キリスト、新約聖書は3つが1つとなって証ししている。
旧約聖書、イエス、新約聖書はそれぞれ時代が異なるが、共通した証しをしている。イエスだけではなく、「旧約聖書」と「新約聖書」も証ししている。「真理についてのたとえ」、「真理」、「真理についての証言」によって証ししている。イエス・キリストが天に行かれたために誰もその方を見ることができないが、聖書はこの3つによって証ししている。

(金箕東キムキドン 著 『祈りはこのようにしなさい』「3. 御言葉と聖書の役割に接しなさい」より)