【牧師コーナー(松竹岩ソンチュグァム)】 2018. 12. 2 (主日礼拝) 聖楽教会　週報より
聖楽教会　元老監督　金箕東キムキドン牧師

わが霊魂よ、この世にはとどまるところがない。一日中、殴られて腫れ上がっている私の体には休むところがない。引き裂かれ、踏まれ、首を絞められている私の体には平安を得るところがない。土で造られた家は朽ちていくが、わが霊魂が安息を得るところは本当にない。ただ愛する聖徒たちの慰めと涙の祈りが私の霊魂に耐える力を与えている。
ステパノを石で打ち殺したこの世の神々が今日、視無言シムオン の名を打ち殺している。これをはっきりと知りながらも沈黙を守られる主の御顔を見る。「もう少し耐えなさい。そして、安心しなさい。私はあなたを喜んで迎え入れる。あなたの名はこの地で完全に死ななければならない。あなたの体が老いて土に帰るときになれば、あなたの霊魂は私のふところの中に入って来る。あなたは耐えなければならない。忍耐しなければならない。口に石をくわえて、もう一度、耐えなければならない。」という主の慰めが私の霊魂に伝えられた。
「血と膿を飲み込みながら、ゴルゴタの道を歩いて行きます。そこに私が死ぬべき十字架が立っています。それが目の前に迫って来ています。主がどうして私に視無言シムオンしなさいといってその雅号を与えられたのかを今、悟りました。私の名はすでに死んでいなければならないのに、それでもまだ生きているのか、心が痛みます。私の名は死に、視無言シムオン だけが生きて主に栄光をささげなければなりません。私に力を与えてください。
この世の法廷にしもべを立たせましたので、助けてください。私の名を法廷に立たせ、あらゆる偽りによって罪に定めています。主がピラトの法廷で受けられたことの一万分の一にもなりませんが、そのとき、その場に出て行って座っていました。私の霊魂が休むところは主の愛だけです。
主よ。私の霊魂を聖くしてください。私の肉体はすでに腐って臭いを放っています。しかし、私の霊魂には主の香りが漂っています。墓を訪ねて行った女の手についた香油が今、私の霊魂に満ちています。彼らは「ベレヤ」という名を奪い、教会を破壊しました。しかし、私たちは「ベレヤ」という名をもって「還言」の旗を高く掲げています。すべての肉体は死に、彼らの名も汚れましたが、御言葉に還るベレヤ人の霊魂は輝いています。
私が知るのはイエスだけであり、真理だけです。主を知らない者は自分の霊魂も知りませんが、主を知る者は自分の霊魂を知って愛します。ここまで走ってきた視無言シムオン)の霊魂がこれから走ることができる距離はわずか数百メートルです。最後に第一人者となるように走らせてください。最後に殉教者となるように走らせてください。ベレヤ人の歓送の声が私の耳に大きく聞こえてきます。」

翻訳: 聖楽教会 聖楽宣教センター 日本語翻訳室