【質問】

イエスが全人類の罪を贖われましたが、どうして依然として救いを受けることができない者がいるのでしょうか?

聖楽宣教センターの回答です。

罪の贖いとは救いのために必要なことがすべて施されたということを意味する。罪の贖いとは最初の人アダムが犯した罪が贖われたことをいう。最初の人の罪が全人類に及んだが、これは全人類がアダムの子孫であるためである。ひとりの罪が全人類を死に至らせた。イエスはその罪を代わりに負われた。最初の人の罪によって死ぬようになった人類は第二の人であるイエスの死によって罪の贖いの恵みを受けるようになった。
このときから人類はイエスの中で罪の贖いを受けるようになったが、それぞれが罪の贖いを受けるためにはそれぞれが「イエスは主でおられる。」ということを認めて信じなければならない。それぞれが主イエスを信じて救いを得なければならない。罪の贖いはなされたが、この世の人々は信じないために、救いを受けることができないでいる。それゆえ、残念ながら滅んでいくのである。
罪の贖いは主によってなされるし、救いは自分の信仰によってなされる。これも神の救いの計画の中で許されたことである。それゆえ、伝道の内容とは「罪の赦しを受けたので、主を信じなさい。」というものである。このような原理は救いという罪の赦しを受けた者に与えられた賜物である。罪の赦しがなければ、決して救いを受けることができない。

(金箕東キムキドン 著 『伝道原理』「4. 伝道の意義」より)