悔い改めたとしても霊的な体験をもつことができないのはただ教理的に悔い改めたためであり、神の御前でまことに悔い改めなかったためである。これまで神なしに自分の思い通りに生きてきたということを悔い改め、また、これからは自分の思い通りに生きることができないということをまことに悟って告白しなければならない。そのようにすれば、神は聖霊を与えられるし、聖霊は限りなく多くの賜物と力によって証しされる。
人間に絶対的に足りないものは真理と聖霊の力である。これらは観念的な力ではなく、実質的な体験である。その力は信じる者自身の体に現れるだけではなく、他の人に移り、しるしとして現れ、不思議として働く。現代の教会が自分の本分を果たすことができず、それによってこのような不思議を現すことができないというのは不幸なことである。しかし、まことに悔い改めて神に出て行く者にとって、このようなしるしとしての証しは普遍的なものである。イエス・キリストは昨日も今日も変わることがない。
神は自分の思い通りに生きようとする者には耳をふさがれるし、目を覆われる。しかし、神の御心通りに生きようとして真理に従う者にはともにされる。そして、ひとり子も惜しまなかった、その慈しみと憐れみを聖霊の賜物として現される。